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開発商品

ミタニホールディングス ミタニHD FIPER ファイパー 発酵性食物繊維 高発酵食物繊維 イヌリン β-グルカン レジスタントスターチ 医療機関向けサプリメント たべサプリ

高発酵食物繊維・FIPER™

腸活は『発酵』から

今、医師や薬剤師の間で話題の【高発酵性食物繊維】をご存じですか。
今まで食物繊維は水溶性と不溶性の2種類で分けることが多かったのですが近年医療従事者の間で食物繊維の発酵しやすさ、【発酵性】が注目されています。

ミタニホールディングス ミタニHD FIPER ファイパー 発酵性食物繊維 高発酵食物繊維 イヌリン β-グルカン レジスタントスターチ 医療機関向けサプリメント たべサプリ

FIPER™はミタニホールディングス独自の処方で「イヌリン・βグルカン・レジスタントスターチ」の3種類の【高発酵性食物繊維】を配合。製品中99%がこの3種類で出来ています。

2025年4月より食物繊維の摂取基準が改定

2025年4月より厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」が5年ぶりに改定され食物繊維の摂取目標量が一日25gに増えました。

2020年版では、3歳以上で目標量(下限のみ)が設定されており、理想的な目標量は成人男性で21g/日以上、成人女性で18g/日以上でした。改定の理由としては食物繊維の摂取量が多いほどがんや糖尿病などの生活習慣病の発症率が低いことが明らかになっているため、また高齢社会の進展や生活習慣病の増加、健康寿命の延伸のためと考えられています。

1日25gの食物繊維とは

1日25gの食物繊維とはトマトだと17個、椎茸なら34個、バナナで24本食べる必要があります。また、野菜や果物も少ない種類ではなく多種類摂る事が理想です。

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発酵食物繊維を多く含む食品

発酵性食物繊維を多く含む食品は穀類、豆類、いも類、海藻類、果物などです。

【発酵性食物繊維を含む食品例】
 ●大麦、オートミール、ライ麦などの穀類
 ●もち麦、オーツ麦、小麦全粒粉、小麦ふすま(小麦ブラン)などの穀物
 ●ひじき、寒天、のり、わかめ、昆布、もずく、めかぶなどの海藻
 ●ごぼう、らっきょうなどの野菜
 ●こんにゃく、じゃが芋、里芋、長芋などの芋類
 ●いちご、みかん、アボカドなどの果物
 ●豆類(大豆、納豆など)
 ●グリーンキウイ

発酵性食物繊維は消化されずに大腸まで到達し、腸内の善玉菌のエサとなって発酵・分解されます。ただ種類によって【大腸の前方】【中間】【後方】の3か所で発酵する場所と時間が異なります。

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大腸内で善玉菌により発酵・分解された発酵食物繊維は短鎖脂肪酸などの有益物質を生み出します。
短鎖脂肪酸には、大腸内の炎症を抑えたり、脂肪の蓄積を防いだり、免疫システムを正常化したりする働きが報告されています。発酵性食物繊維を適切に摂ることで、腸内環境を整え、健康を維持する効果が期待できます。

短鎖脂肪酸とは

短鎖脂肪酸は大腸で善玉菌が発酵食物繊維を発酵・分解した際に作られる代謝物です。からだの各部位で重要な様々な働きをしています。代表的な短鎖脂肪酸は3つ、【酪酸】、【酢酸】、【プロピオン酸】です。

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1. 酪酸(Butyric acid)とは

主な産生部位:主に大腸の腸内細菌(例:Faecalibacterium prausnitzii、Eubacterium rectale)によって、発酵性食物繊維やレジスタントスターチの発酵により産生されます。

腸上皮のエネルギー源:酪酸は大腸上皮細胞(特に結腸細胞)の主要なエネルギー基質であり、細胞の増殖・分化・アポトーシスの調節に寄与します。

抗炎症作用:核内受容体であるヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害作用を通じて、炎症関連遺伝子の発現を抑制し、IL-10Treg細胞の誘導を促進します。

腸管バリア機能の維持:タイトジャンクションタンパク質(例:Claudin、Occludin)の発現を促進し、腸管透過性の低下(leaky gutの防止)に寄与します。

抗腫瘍作用:大腸がん予防効果があり、アポトーシスの誘導や細胞周期の停止に関与します。


2. 酢酸(Acetic acid)

最も豊富なSCFA(短鎖脂肪酸):腸内で産生されるSCFAの約60%を占めます。

全身代謝への関与:門脈を介して肝臓に輸送され、脂質合成(リポジェネシス)の基質として利用されるほか、末梢組織でエネルギー基質(アセチルCoA)として代謝されます。

グルコース代謝調節:AMPK(AMP-activated protein kinase)経路を介して、肝臓での糖新生の抑制、および脂肪酸酸化の促進に関与します。

血圧調節:GPR43(Free Fatty Acid Receptor 2)などのSCFA受容体を介して、血管拡張作用や炎症抑制に寄与する可能性が示唆されています。


3. プロピオン酸(Propionic acid)

糖新生抑制作用:肝臓で吸収され、糖新生阻害作用を持ち、インスリン感受性の改善に寄与します。

コレステロール低下作用:HMG-CoA還元酵素の活性を抑制することで、肝内コレステロール合成の抑制作用が報告されています。

食欲調整:脳-腸軸を介し、PYY(Peptide YY)やGLP-1(Glucagon-like peptide-1)の分泌を促進し、食欲抑制効果を持ちます。

抗炎症・免疫調節作用:酪酸同様、GPR41やGPR43などの受容体を介して免疫応答を調節します。

※上記は短鎖脂肪酸(酪酸・酢酸・プロピオン酸)の働きです。FIPER™の直接的な働きではありません。

 

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FIPER™は腸の3か所で発酵する食物繊維を配合

FIPER™は3種類(イヌリン、β-グルカン、レジスタントスターチ)の発酵食物繊維をミタニホールディングスの独自処方で配合しています。下記はそれぞれの発酵部位と時間です。

1. イヌリン(Inulin)

構造と特性フルクトースがβ-2,1結合で連なったフルクタンの一種。ヒトの小腸には分解酵素が存在しないため、未消化のまま大腸へ移行します。

発酵部位 右側結腸(上行結腸・盲腸)で主に発酵。イヌリンは発酵性が高く速やかに分解されるため、大腸の近位部で主要な発酵が行われます。

発酵時間 およそ4〜6時間以内に発酵が開始され、多くは摂取後8時間以内に大部分が発酵・代謝されます。

主な発酵産物酢酸、酪酸、プロピオン酸(特に酪酸産生菌の増殖を促進)


2. β-グルカン(β-Glucan)

構造と特性主にオート麦や大麦に含まれる水溶性食物繊維で、β-1,3およびβ-1,4結合のグルコース重合体。粘性が高く、胃内容物の排出遅延や血糖上昇抑制にも寄与するとされています。

発酵部位 右側から横行結腸にかけて発酵されます。イヌリンより発酵速度はやや遅いが、依然として近位大腸が主な分解部位です。

発酵時間 摂取後6〜12時間程度でピークに達し、中程度の発酵速度を持ちます。

主な発酵産物主に酢酸とプロピオン酸(Bacteroides属などが関与)


3. レジスタントスターチ(Resistant starch)

構造と特性消化酵素に耐性を持つデンプンで、種類(RS1〜RS5)により構造・機能が異なります。

発酵部位: 左側結腸(下行結腸)〜S状結腸にかけて発酵されます。発酵速度が遅く、大腸遠位部まで到達可能な希少な発酵性基質です。

発酵時間: 摂取後12〜24時間以上にわたってゆっくりと持続的に発酵されます。

主な発酵産物酪酸が豊富に産生されやすく、酪酸産生菌(例:Ruminococcus bromii)を選択的に増殖します。

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3種類の異なる時間と場所で発酵する食物繊維を配合することで1度の摂取で長時間腸内で発酵し続け短鎖脂肪酸を作り続ける働きが期待できます。

使い方もとっても簡単!

FIPER™は使い方もとっても簡単!普段飲むお水やお茶、珈琲に5g程度入れてよく混ぜるだけ。また熱い料理に使っても働きは変わらないためカレーやシチュー、煮物やお味噌汁を作るときに入れて混ぜるだけで家族みんなで発酵食物繊維を摂ることができます。もちろん、ヨーグルトや納豆などの乳酸菌を含む食品と一緒に摂るのもお勧めです。

【お召上がり方】1日5~10g程度をお飲み物や料理にご利用ください。特に朝食時に摂取しますと昼食・夕食の時間帯まで腸内で発酵されます。

※冷たいお水だと最初溶けにくく感じますがよく混ぜると溶けていきます。お飲み物などは時間が経つと下に沈殿することがあります。その際はもう一度よく混ぜてお召し上がりください。

※おくすりをお飲みの方は医師や薬剤師に相談の上お召し上がりください。

お買い求めは

お買い求めは2025年4月中旬より全国の調剤薬局や医療機関、弊社指定の販売店でご購入いただけます。

ネットでの販売は今のところ予定しておりませんが販売スタートしましたら告知いたします。

開発商品紹介